- あなたにとって六本木のアトリエはどのような場所(どのような時間)だったと感じていますか? また、作業中何を考えていましたか?
- 設営された作品を一番初めに見たときの気持ちは? 大きくて美しいカーテンに思わずため息の出るような感動を覚えると同時に、布切れ一枚一枚が持つ歴史に想いを馳せていました。手放された古着が甦って、再び会場を飾る大役を果たしているのだなぁと感慨深く感じていました。
- 自分が切った古着、自分が作ったボタンを作品の中で見つけましたか? 見つけたとき、どんな事を感じましたか?
- 今回のプロジェクトに参加したことで、あなたの日常生活に変化はありましたか? また、着る物や着ることに対しての思いに、なにか変化はありましたか?
- このプロジェクトを通しての嬉しかった出来事、面白かったエピソードを教えてください。(複数回答可) 初めてお会いする方が多かったにも関わらず、直ぐに仲間として打ち解ける事が出来た事が嬉しかったです。アートナイトという一つの目標に向かって全員が一致団結している雰囲気が心地よく、大好きでした。
- このプロジェクトを通して、印象に残った言葉は?(誰のでもよい)(複数回答可) 単に作品を見せるだけではなく、参加型にして、自分のアートに巻き込むスタイルをとっていますっていう西尾さんの言葉。
新しいわくわくに出会える面白い場所。
様々なバックグラウンドを持つ人であったり、自分には無い豊かな感性であったり。
最初はタダの布切れだったのに、手を加える事で新しい作品として生まれ変わり、再び価値を持たせられるって楽しい!作品に対して愛着が湧くのを感じました。
今回は作品作りにまで協力出来ず、残念でしたが、またの機会があれば携わってみたいかなと感じました。
変化はたくさんありました。これまでの自分の人生において接点のなかった分野でも、一歩踏み出して積極的に関わって事で世界がどんどん広がっていく楽しさを改めて実感しました。
一度きりの人生ですから、新しい人や物との出会いを大事にしていきたいと感じました。これからも様々な活動に参加していきたいと思っています。
自分には必要が無くなった洋服も、他の人にとっては必要なものになりうる可能性を秘めているのだなと思いました。
それは、洋服という形のまま受け継がれて古着として再利用されることもあるし、パーツに分かれて違う作品に生まれ変わる事も有るのだなと。自分の着ている洋服の行く末を考えながら着用するようになりました。大切に扱いたいなと思います。
寒さで震えていた時に、首に巻くタオルだったり行進用の衣装やカイロや温かい飲み物を提供して頂いたり、咳き込んでいた時にチョコを差し出して頂いたり、色んな心遣いがあり、本当に感謝しています。この場をお借りして、ありがとうございました。
また、後日談にはなりますが、ホテルで開催されていたチャリティガーデニングイベントに自分でパッチワークを施したジャケットを着ていった所、ホテルの方から素敵なジャケットですね、と声をかけられたのです。
古着から切った布をパッチワークにしているんですよとアートナイトの事をお話して盛り上がりました。素晴らしいですね、と興味を持って頂けて嬉しかったですね。
着ている物って、人に与える印象が大きいのだなと改めて感じました。洋服って、自分らしさを表現している看板のような物だという事を念頭におきながら、着る事を楽しみたいと思いました。
巻き込むという芸術のスタイル、私は大好きでした。