- あなたにとって六本木のアトリエはどのような場所(どのような時間)だったと感じていますか? また、作業中何を考えていましたか?
- 設営された作品を一番初めに見たときの気持ちは? とてもきれい。
- 自分が切った古着、自分が作ったボタンを作品の中で見つけましたか? 見つけたとき、どんな事を感じましたか?
- 今回のプロジェクトに参加したことで、あなたの日常生活に変化はありましたか? また、着る物や着ることに対しての思いに、なにか変化はありましたか?
- このプロジェクトを通しての嬉しかった出来事、面白かったエピソードを教えてください。(複数回答可) 大学時代に制作を一緒にさせていただいた西尾さんと再会できたこと、そして再度作品制作のお手伝いをすることができたことが嬉しかったです。
- このプロジェクトを通して、印象に残った言葉は?(誰のでもよい)(複数回答可) 「普通のことを普通にやるって、しんどいやん?」(西尾さん)
アトリエでの作業時間は、様々な人たちをお話したり、出会ったりすることが面白かったです。普段の生活では出会わないお仕事をされている方などと、作品の制作を通して出会えるというのはとても不思議な感覚でした。そこに作品があるだけで、とても自然に話すことができるもんだなぁと思っていました。
様々な色や素材の布たちが、違うストーリーを持って六本木の夜空に舞っているということ、とても不自然なことなのに作品としてつながって、こんなにきれいに展示されて、素敵な作品だと思いました。
見つけられませんでした。
大きな変化はありませんでしたが、自分が普段きている洋服たちや、お下がりでもらう服などそれぞれにストーリーがついていくということをなんとなく意識するようになりました。
洋服を切るという行為が作業と化していたときに、当日のWSで多くの方が着物を切りたいと希望されていたことがとても面白かったです。洋服を切るという行為自体の不自然性に加え、それが普段高級なものとされている着物だということで、人々がその単純な行為から非日常性を見いだして楽しんでいることに改めてはっとさせられました。
作家として世の中の先を見ている(と自分が認識している)西尾さんがこのようなことを考えながら制作しているということに、すごいなと思いました。普通という言葉の凶暴性について自分の中で再認識することができて興味深かったです。